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[旅悠人] クルーズ
クリスタル・クルーズの魅力
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クリスタル・クルーズに魅せられて
きっかけは友達からの誘い
中田夫妻ご自宅にて
今回は、大阪にお住まいのクリスタル・クルーズ乗船のベテラン、中田さんご夫妻のご自宅にお邪魔して、クリスタル・クルーズの魅力と、旅のコツをお聞きしています。
傍らにはきれいに整理された何冊ものアルバム。ノートパソコンの画面にも絶景写真のスライドショーが流れます。
現在70歳代の中田さんは、旅行が好きで若い頃から機会があれば海外旅行に参加されていたとのこと。
船上から北欧の街並みを望む
2009年7月 北海クルージング
2001年、クリスタル・ハーモニー(※)での初めてのクルーズ以来、ご夫婦のクリスタル・クルーズ乗船経験は12回を数えます。写真が豊富なのも納得です。
※クリスタル・ハーモニー:現在は改装され、日本郵船所有の『飛鳥II』となっています。
「10年ほど前までは体力に自信もあり重いスーツケースを毎日開けたり閉めたりしながらのツアーもあまり苦になりませんでした。そんな中、親しくしているお友達にアラスカの船旅のお誘いを受けました。」
船旅は初めてで要領が分からず、とにかくクルーズ説明会に参加されたそうです。
「えらい大層な旅行をするんやなー。というのが第一印象でした。とにかく、説明を受けたとおりにフォーマルウェアーを新調し、家内は家内でそれなりの服装を準備して参加いたしました。」

舳先にはお馴染みの日本郵船のマーク

オーレスン港(ノルウェー)停泊中のクリスタル・シンフォニー
クリスタル・クルーズは日本郵船の米国子会社が所有する豪華客船。世界の権威あるメディアから評価され、数々の栄誉に輝いている名船です。ちょっと敷居の高そうな海外のラグジュアリー・クラスのクルーズ客船でのアラスカへの旅とは…?
「とにかく今までの陸上の旅行と様子がまったく違っており、毎日のスーツケースの開閉も無く、食事も夜のディナーを除き好きなときに好きなものを食べることができるし、観光ツアーも選択の種類が多くあり、すっかりクルーズの虜になってしまいました。」
印象深いクルーズは?
「同じ船に乗ってもコースによっていろいろなところに行くので、その都度その都度のクルーズを十分楽しんでいます。特にどこが良いと聞かれても困るのですが…。強いて言えば最初に参加した【アラスカ紀行】、その後2004年の【パナマ運河紀行】や2009年の【北極圏紀行】、が印象深く残っています。」
【アラスカ紀行】ではホワイトホース [カナダ] のエクスカーション(陸上の観光ツアー)で遊覧ヘリコプターに乗りシャンパンで乾杯したり、氷河の氷でウイスキーを楽しんだり、グレーシャーベイ [アラスカ] では船のデッキでホットチョコを飲みながら氷河の氷が崩れ落ちるのを見学したり、またジュノー [アラスカ] では軽飛行機での遊覧飛行も経験。このときの別のエクスカーションでは犬ソリに乗った人もいるそうです。スコアカード集めが趣味のご主人はバンクーバー [カナダ] でゴルフも楽しまれたそうです。

氷河と流氷が目前に…。

雄大な景色の中を航行します。

船内のモニター(北極海クルーズ)
北極海クルーズでは、デッキから見える流氷の神秘的なブルーに目を奪われて、しばし寒さも忘れ…。船内のモニターに映し出される現地の地図が旅の気分を盛り上げます。
英語は得意じゃありません
「私は英語は全然だめで日本語しか話すことができませんので、船内放送やショーや講演会等、何も分かりません。特にエクスカーションの解説も英語ですから何も分かりません。皆さんが笑えば同じように作り笑いをしております(笑)。」
気さくに打ち明けてくださるご主人。言葉が分からないと不安なこともあると思いますが…?
「時々、客室の電話にエクスカーション、『プレゴ(イタリアン・レストラン)』、『シルクロード(創作和食レストラン)』、レセプションからのメッセージが入っています。何を言っているのかまったく分からないのですが、10回くらいメッセージを再生して、知っている単語をつなぎ合わせて想像力たくましくして解決しています。」
なるほど、この柔軟な姿勢で臨めば大抵の事は何とかなりそう!でもどうしても駄目な場合は日本人のアクティビティ・ホステスの方に解決して貰うのだとか。言葉が分かるスタッフがいるのは心強いですね。
船内での楽しみ方
「船内での生活は何もしないで亀のようにじっとしてボケーッとした時間を過ごしています。クルーズによってはゴルフのレッスンに参加したり、泳いだりしています。家内もまったく理解できない英語で行われる絵画教室に果敢に参加して絵を描いています。」




クルーズ中の奥様の楽しみは、ご主人がぐっすり眠っている早朝に起きだしてキャビンのベランダから朝日を見ることだそうです。「こんな素敵なものを見ないなんて…」奥様の声を尻目にご主人は10時頃までゆっくりと朝寝を楽しみます。
絵心のある奥様は船内で開かれる絵画教室によく参加します。一回のクラスは2時間ほど。絵画や工芸の作品は旅の思い出の品です。奥様も英語は苦手との事ですが、一人でもどんどんイベントに参加されているのだそうです。「言葉が分からなくても作品を前にしての授業なら言いたいことは伝わりますから。」と奥様。
夜の過ごし方

「夜のショーなどは英語が分からないのでほとんど見に行きませんが、時々カジノのスロットマシンに家内と挑戦しています。しぶとくしていると決まって最後には負けるのですが、時々大当たりでコインがザックザック出ることがあります。その時に打ち止めとして帰ります。従ってスロットの結果はあまり勝ち負け無しで過ごしています。」
外国船のクリスタル・クルーズはカジノも本格的。大当たりもあれば、スッカラカンなんてこともあるかもしれません(※)。カジノのムードを楽しんだりした後は、ご主人は毎晩遅い時間にスチームサウナを楽しむのだそうです。他の人があまり来ない時間なので何度も貸しきり状態で一人で楽しんでいらっしゃるとのこと。自分だけの穴場スポットを見つけると、船に対する愛着もぐっと増しそうです。
※日本船の場合は、法律上カジノで獲得したチップを現金や景品と交換することはできません。
フォーマル・ナイトは通過儀礼!?

フォーマル・ナイトの装い
「私共はフォーマル・ナイトの日を “チンドン屋の日” と呼んでいます(笑)。家内はフォーマル・ナイト用に少々多めに洋服を用意しているようです。この日はクルーズの通過儀礼のようなものでシャキッとした気分で食事に臨むことができます。気持ちを引き締める意味でフォーマルナイトの日があっても良いと思いますが、特別にこの日を歓迎してはおりません。」
ちなみにどんな装いをされているのが伺ってみたところ、ご主人はタキシードが基本で、カバーベルトやネクタイなどの小物を替えることで変化をつけているそうです。奥様はドレッシーなブラウスとロングスカートを組み合わせ、アクセサリーで変化をつけていらっしゃるそうです。
「女性は毎回同じ服というのもなんだし…パーティー慣れした欧米の方はカクテルドレスなども着こなし、きらびやかでステージの小林幸子さんみたい。」
…だそうです(笑)。結婚披露宴やレセプションなどフォーマルな日の装いをイメージしていただけるとちょうど良いでしょう。船内で撮影した記念写真を披露していただきました。
他のお客様の印象は?
「クリスタル・クルーズに乗船されている日本人の方々は素晴らしい方ばかりで、今までご一緒させていただいて一度も不愉快な感じを受けたことはありません。何かキラキラ光るものを持っておられるような、魅力的な方ばかりで今もメール交換して親しくさせていただいている方もいらっしゃいます。」
ここで、クルーズ中にできた海外のお友達の話を聞かせていただきました。
「2003年に【バルト海紀行】のクルーズの途中、ポーランドのグダンクスのエクスカーションでご一緒させていただいたアメリカ ロサンゼルス在住のご婦人が家内に大変親切にしてくださいました。御礼にスナップ写真をお送りしたのがきっかけとなってメール交換をするようになりました。その方もご夫婦でクリスタル・クルーズの大ファンで年に一度は必ず乗船されています。

大阪で再会!
そのご夫婦が2006年10月には東京まで太平洋を渡って来られ、日本を観光して帰る途中、わざわざ大阪まで私達に会いに来てくださいました。それで大阪でお食事と大阪城観光をご一緒してお送りしました。

また会える日を楽しみに…。
その後もメールの交換は続いています。今年(2011年)は7月の【英国一周クルーズ】にご予約されているとのこと。いずれかの機会にまたお目に掛かりたいと思っています。クリスタル・クルーズのお陰でアメリカの方ともクルーズ仲間になることができました。」
英語でのメールのやり取りや通訳は、ご近所の英語の分かる方に手伝ってもらっているそうです。その気になれば言葉の壁は問題ではないのですね。
クリスタル・クルーズ最大の魅力




「50歳代までは、『何で外国旅行してまで日本食を食べなければならないのか』と思っていました。しかし加齢と共に、常時日本食が恋しくなり、今では日本食が無ければ過せなくなっています。」
海外で不思議な日本食を経験された方も多いことでしょう。その点、クリスタル・クルーズのお食事はどうなのでしょう?
「昔はクリスタル・クルーズでも “中国風東洋食” といった風情のものが日本食とされ、純日本食にお目に掛かることは無かったのですが、『NOBU(*)』が『シルクロード』に出店するようになり本当の日本食が食べられるようになりました。メニューも日本語のものがあるので問題ありません。メニューにはお寿司もあり、またシェフが気を遣って日本人が行くと特別に純和式の特別食を用意してくれることもあり、本当に美味しい懐石を楽しむことができます。関西出身のシェフが乗船していることも、関西人の私には嬉しいところです。最近は日本食ブームで『シルクロード』もいつも満席に近い状況です。乗船初日の一番に取り敢えず一週間くらい先まで席の予約を押さえることにしています。」

お蕎麦だってあります!
日本食ブームのお陰でクルーズ船の日本食のクオリティがぐっと良くなったようですね。これなら和食党の人も安心して参加できそうです。
*NOBU:オーナーシェフ松久信幸が世界展開するNOBUレストラン。和をベースに南米や欧米のエッセンスを取り入れたフュージョン和食で人気を博す。
『NOBU』オフィシャル・サイト
船のスタッフのサービス対応
「スタッフの方のサービス精神とその実践には驚いています。「おもてなし」の心が伝わるような接客姿勢には感心する他ありません。特に最近はクリスタル・シンフォニーに乗り続けていますので、多くの顔馴染みが増えて名前で呼んでくれます。特にフィリピン人のクルーに親しい友達が増えました。」

この日は見事な氷の彫刻が登場。乗客の目を楽しませます。

プールサイドでバンドが演奏。
直接のサービスの他にも、船内では乗客を楽しませるイベントやサプライズがあちこちに見られます。船内を散歩していると、音楽やオブジェが迎えてくれます。
車椅子での参加
「家内は足が悪くて長距離を歩くことが難しく、4年ほど前からエクスカーションには車椅子を使うようになりました。車椅子を押してくれる方を依頼するとフィリピン人の礼儀正しい若者が押しに来てくれます。ある時は私も腰痛で2人とも車椅子でエクスカーションに参加いたしました。するとエジプトのアレキサンドリアでは博物館見学の時に、英語の説明が分からない私共の代わりに、英語が理解できる彼等が熱心に説明を聞いて楽しんでいました。」
※ヘルパーの方のエクスカーション費用については、クルーズによって条件が異なるようです。ご希望の方は事前にご確認ください。
コラム
圧巻!のガラ・ビュッフェ


毎回目を楽しませてくれるのが、クリスタル・クルーズならではの「ガラ・ビュッフェ」。趣向を凝らしオブジェのように盛り付けられた美しいビュッフェで、これを楽しみにしている方もたくさんいます。
荷物の量は?
始めの頃はお2人でスーツケース3つだったそうですが、慣れるにつれて2つまで減量。減らしたのは主に衣類で、行き先に寒い地域が含まれていても分厚い防寒着を持って行くのではなく重ね着できる薄いものを持っていくようにして温度調整するのがコツとのことです。北極圏クルーズの際も船内は暖かいので極端な防寒衣類は必要なかったそうです。実際に持っていったコートを見せていただくと、1月の大阪で丁度良いくらいの薄手のダウンコートでした。
船上での誕生日

大きなバースデーケーキが!
乗船回数が多いだけあって、船内でお誕生日を迎えたことも2回あるそうです。キャビンに花束が届き、レストランではケーキを用意してもらい、バンド演奏が付いたことも。これは思い出に残りますね。
写真は乗船中に誕生日を迎えた奥様の為のケーキ。
チップの払い方
日本の習慣にないチップは、慣れないとなかなかうまく払えなかったりするものですが、クルーズ船の場合はチップ支払い用の申告用紙に記入すれば自動的に支払いができるので、それほど気を遣わなくて大丈夫。クレジットカードで支払うこともできます。
インターネット事情
ご主人は船内に使い慣れた自分のパソコンを持ち込んでインターネットやメールを楽しんでいらっしゃいます。接続はアクティビティホステスに依頼しているとのこと。インターネット利用は時間制で料金が掛かります。北極圏ではさすがに電波が届かなかったそうですが、北大西洋ではOK。ほかにも自分のパソコンがあるとデジカメのデータを落としたりできて便利です。
食事の量は自分で調整

船内でレストランのお料理の量が多いと感じたら、3食まるまる食べないで2食にして調整などということも可能。自分の好みや体調に合わせて自由に食事を調整できるのはクルーズ旅行のいいところです。
蕾が開くまで…

満開になった頃旅が終わります。

毎日蕾がほころんで…
乗船初日にキャビンに入ると、テーブルの花瓶には花が挿してあります。クルーズの間に、たくさんあった蕾が毎日少しずつ膨らんで花開き、ちょうど満開になった頃に旅が終わりを迎えます。時にはこのようなさりげない演出、時には華やかなサービス…一人ひとりの乗客の為に用意される『おもてなしの心』が『また乗りたい』と思わせる大きな魅力のひとつであることは間違いないようです。
※写真はすべてイメージです。
写真提供: 中田佐和彦様
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